雲が多めながらも日差しが届いている関東や東海で夕方近くなり、空に虹色現象が現れました。上空に広がる薄雲が太陽光線を屈折させて作り出したものです。
空の高い所に現れる虹色の帯は「環天頂アーク」です。逆さ虹とも呼ばれ、太陽高度が22°前後の時に見えやすくなります。
太陽の横に現れるのは「幻日」です。条件が揃った場合は左右に鮮やかに現れます。
こうした現象が見られた後に雲が厚みを増すと天気が下り坂に向かうことが多くなります。今回は反対に雲は少なくなる見通しで、関東や東海で明日30日(月)にかけて雨の心配はない見込みです。
様々な虹色現象
【ハロ・日暈(ひがさ)】
太陽の周りに現れる、虹のような光の輪のこと。 ハロは、雲の中にある氷の粒に太陽の光が屈折してできる現象。薄い雲が太陽にかかった時に見ることができます。
【アーク】
高層の雲(氷の粒で構成)の氷の結晶がプリズムの役割をして、太陽の光が屈折して色が分かれて、虹色の輝きが現われます。太陽を中心とし、できる位置で名前が変わります。
【幻日と幻日環】
太陽の横で、薄雲の中に現われる虹色に輝く現象。これを幻日(ゲンジツ)といいます。また、太陽の両端に出来た幻日を通る輪のことを幻日環といいます。
ウェザーニュース
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